子供時代の食にまつわる思い出が暗すぎる

このことに気づいたのは、今日職場で一人のパートさんにある質問をされたことがきっかけだった。

「明日、世界が滅ぶとしたら何が食べたいですか?」

そのパートさんは、ご飯が好きだからおにぎりと、今ハマってる麻婆豆腐が食べたいといった。
店長は焼き肉、といい、他のスタッフからはお寿司、とかでてきた。

私には、食べたいものがなかった。
全く思い浮かばなかった。

むしろみんながあげたものは好きなものばかりだし(麻婆豆腐は本格的なのは食べられないけれど)
別に焼き肉でもいいと思ったけれど・・・明日世界が滅ぶとしたら・・といわれると
ごはんより違うものを選ぶ気がした。

それをきっかけに広がった食の話題。
私の「ハンバーグはそんなに好きではない」という話に、店長とパートさんは驚愕。
「ハンバーガーは好きだけど・・・ハンバーグは食べたいと思ったことがない。たぶん・・子供の頃家で出てきたことないから。」
(この後、メンチカツとピーマンの肉詰めは嫌いじゃないと言ったら、そりゃほぼほぼハンバーグ!とつっこまれた)
その時パートさんが心底不思議そうな顔をして、
「子供の頃何食べてたんですか?」
ときいてきた。

この質問は割とぐさっときた。

そう・・・私は家の食事にまつわる思い出によいものがないのだ。
この手の・・・家庭の食事の話は・・・トラウマ話が多いのだ。

蒼ちゃんのおべんとう、いつもおなじだね

そのトラウマは幼稚園から始まっていた。
私が通っていた幼稚園は、3年間お弁当だった。

3年間・・・多少のおかずの入れ替わりはあれど、全くラインナップが同じだった。

今でもいえる。

・型でとられたのりまき(具はない)
・たまごやき
・ほうれん草(とかの野菜)
・夕飯のおかずの残りか、冷凍食品
・果物。

今のようなキャラ弁どうとかという時代ではないが、手の込んだお弁当を持ってきている子はたくさんいた。
子供は正直だから、ある日隣の席の子にいわれた。
「蒼ちゃんのおべんとう、いつもおなじだね。」

その時なんて返事をしたのかは覚えていないし、それを母にいったかどうかもあやふやだけれど、
毎日同じお弁当にワクワクすることもなく・・・3年間淡々と食べていたように・・今は思う。

餃子は冷凍か、お店で買ってくるごちそう

小学校5年の給食の時間。餃子の話になった。
隣の席の男の子が、昨日お母さんが餃子を作ってくれた~という話をしたんだと思う。
私は衝撃をうけた。
「え、餃子って家で作れるものなの?!」
私のその発言に、同じ班の子はびっくり。
「餃子って家で作る以外どうやって食べるの?」(と言われたかは今は定かではない)

とにかく、餃子は家で作るものなのか、お店で買ってくるものか、なのでケンカになった。

家に帰ってきて母に報告したところ、こともなげに
「家で作れるよ。ただ、お母さんは作ってないだけ。」
といわれたことは覚えている。
(その後、この状況をまずいと思ったのか・・・母は一度だけ餃子を家で作った。手伝わされた。)

そして気づいた。ごはんが楽しみだったことがないことに。

私にとってごはんとは「文句をいわず、残さず食べるもの」という認識が一番近い気がする。(とにかく残してはいけなかった。嫌いなものも出てきたら嫌でも食べた)
母が私に教えた中で名言がある。
「高くてまずけりゃ腹が立つ。安くてまずけりゃ、仕方がない。」
私はこの・・・仕方がないものとして・・ご飯を食べてきたような気がする・・・し、大人になった今でも選んでいる気がする。

あと、ごはんのじかんというのは楽しみではなかった。
うちはよその家よりも1~2時間門限が早かった。
私にとってごはんの時間というのは、「デッドリミッド」であった。
夜19時に食卓に座っていないといけない
テレビは金曜日以外はNHKのニュース。(金曜日はドラえもん)

今日ずっと考えていたのだけれど、朝ごはんのラインナップもほぼほぼ変わらなかった。

・ごはん
・味噌汁
・納豆か豆腐か魚(アジの開きか、鮭の切り身が多かった)
・ほうれん草か、こまつなか、ブロッコリーか、カリフラワーの野菜(たまに違った気がする)
・ヨーグルト

夜ご飯も基本和食。
それは今思えば、父が食べるものを基準に考えられていたんじゃないだろうか。
(父が飲み会だというときに・・・出てきた鶏のから揚げがごちそうで、今でも唐揚げは大好き)

それにしても今でも思い出せるぐらいのローテーション。
私のごはんの思い出は、先発ローテーションなみのラインナップだ。

ここまで書いて「お母さんは仕事の忙しい方だったんだろうな。」と思われたみなさん。
違います。

母は専業主婦です。

料理嫌いな専業主婦という苦行

最低2食毎日料理を作り、子供のお弁当も作っていた。
しかも独身時代は朝ごはんはパンだったのに、父の要望で和食に切り替えたというのも聞いたことがある。
ものすごい苦行だ。料理は好きじゃないし、今みたいに
「●●をつかって簡単レシピ!」
とかがあるわけもなく・・・手抜きの料理本なんて・・・きっと当時はなかっただろう。
おにぎらず、なんてものもない。

そうなったら・・えらい苦行であったろう。家族がいるから、栄養も考える必要があり、毎日同じってわけにもいかない。
母なりに考えた・・・必死のローテーションが・・・あれだったのかもしれない。

しかもあんなに食卓に出ていた「豆腐が実は母は嫌い。」ということも
大人になってからカミングアウトされて、目が飛び出た。
味噌汁に、冷ややっこに週にどれだけ食べていたか考えただけでも・・・。
父が好きだということと、栄養がある、そしてたぶん・・簡単・・。

そんな理解したようなことを書いているが、恨みは深い。
ごはんの時間がデッドリミッドとか、黙って残さず食べるとか、そう言う思い出しかない事に対して、
最近気づいたが、私は猛烈に親を恨んでいる。

ちなみに私も料理とか食に、興味がない。

「今日何を作って食べようかなと考えながら帰って、家で料理を作るのがストレス解消!」
という友達がいたが、私はそんなこと考えただけで発狂しそう。
家に帰ってまでなんで料理しないといけないのだ・・・
(※ちなみに私は飲食業で・・・1日8時間とか料理するけど、それはそれで大丈夫な不思議)

飽きるは飽きるし・・体に悪いとも思う。
でも・・・コンビニのご飯が週5日でも平気だ。
職場で期限が切れそうな食材があるといわれれば、2日連続で同じものを食べられる。
(むしろ職場で今日はなんでもいいですよ、といわれると・・・困る)
孤独のグルメで「今日の俺は何腹だ?何が食べたいんだ?」と問いかけるシーンがあるけれど、
私は問いかけたところで、本当に何にも浮かばない。
たとえ浮かんだとしても、遠くのお店に食べに行くぐらいなら、近くですましてしまう。

美味しいお店を探して並んで食べるとか・・・まずしない。
チェーン店で、一律に同じ味を食べられるほうがむしろ安心だ。
美味しいお店を知り尽くしている方に連れて行っていただくなら別だが、
相方が今日のご飯をGoogleでお店探しを始めた日には、逆にストレスで・・・
新規開拓よりも、いつものお店でいいと不機嫌になる。

おいしいものは好きだし、おいしいものを食べに行こう~と思うこともある。
家で料理を作ろうと思うときもあるし、年に数回自炊ウィークがやってくることもある。
スペアリブがどうしても食べたくて、買ってきてクックパッドを見て焼いたこともある。
その自炊ウィークでする自炊に・・・・母から受け継いだ家庭の味みたいなものはない。

私ももし親になる時がきたら・・・母と同じ道をたどるんだろうか・・・。

まとめ

・私にとって小さいころのごはんの時間は、家にいなくてはならない「デッドリミッド」
・小さいころのごはんとは、「だされたものは残さず食べるもの」
・ちなみにハンバーグ的なものはでてきたが、なぜかヘルシーに油が0で、キノコの和風ソースだった。
・キャッチアップの写真は、先月作ったトマトのチキンと野菜たっぷりスープ。

この記事が気に入ったら
いいね ! をお願いします。

Twitter で
The following two tabs change content below.
蒼(あおい)

蒼(あおい)

【真夜中のブロガー】 ●小さいころから自分が書いた文章で生きていきたいと思う会社員(接客業10年以上) ●実生活では本当の自分をだせず、ネット弁慶だったことから、大好きなblogで当時のファン友達を失うという大失敗を経て、それでもなお、文章で自分を表現すること、人に喜んでもらえるようなものを書きたいと挑戦中!! ●接客業を通しての仕事観、日々の雑感などを中心にほぼ毎日更新中。 ●夢は小さいころから変わらず本を出すこと!「何か語らないときっと後悔する」っていうサブタイトル通り、時代に爪痕を残せる人間になります!よろしくお願いします!! twitter:@yazumi_aoi
蒼(あおい)

最新記事 by 蒼(あおい) (全て見る)