「パワーレンジャー」~特撮ファンの蒼が気になった3つの事

こんばんは。真夜中のブロガー、蒼です。

今日は映画、「パワーレンジャ」(字幕版)を観てきたのでその感想を書こうと思います。

「パワーレンジャー」とは、日本の戦隊がアメリカに輸出されたときにつけられた名称です。
今回の映画は、アメリカでの第1作目をリブートしたものです。

私は、幼稚園時代にスーパー戦隊に出会い、大好きになりました。
中学生で平成ウルトラ三部作に心を奪われ、
高校生で平成ライダーシリーズに心をかき乱されました。

そして、とうとう大学では、卒業論文を特撮のヒーロー論で書きました。

人生の20年以上を、特撮とともに歩んだといっても過言ではありません。

今回の感想は、スーパー戦隊と、パワーレンジャーのシーン比較を中心に書いてみようと思います。
とにかく、「え、なんで!」と興味深いことがたくさんありました。
ツッコミたいところはいろいろありましたが、今日は3つに絞ってみようと思います。

記事の特性上、シーンのネタバレがあります。
これから見ようと思っている方は、映画を見てから読んでいただくとよいと思います。

では、さっそく比較してツッコんでみようと思います!



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スーパー戦隊とパワーレンジャーを比較して、3つツッコんでみた!

1、変身アイテムがない。

この映画を「変身したヒーローが悪とバリバリ戦う」と思って見に行くと、困惑すると思います。

「小さな町のはみ出し者の高校生達が、みんなで力を合わせてグループ活動したら、町を救っちゃった!」
私の印象はそんな映画でした。

何しろ、レンジャーに変身するのはもうクライマックスですから。

変身するために、毎日学校が終わってから基地に集合して訓練の日々。
それでも変身できなくて、たき火を囲みながら秘密を告白しあったりする。
お互いの仲間意識が最高潮に達したときに、とうとう彼らは変身するんです。

基地で。

そのシーンには軽い衝撃を覚えました。
「え、そんな感じで?」って。

日本のスーパー戦隊といえば、何か変身アイテムを身に着けて
「いくぜ、みんな!」
「おう!!」
とかの掛け声のもと、変身するのがお約束です。

変身する過程をこれでもか!と音楽で盛り上げ、カタルシスの最高潮なわけです。
これはスーパー戦隊に限らず、プリキュアなんかもそうではないかと思います。

小さい頃から繰り返し見て育ってきた私としては、不完全燃焼でした。
ってか、基地のこの場所でしか変身できないとか・・マシンに入らないと変身できないジャッカー電撃隊かよ!

今回のパワーレンジャーの映画は「高校生がヒーローの自覚を持つ、青春映画」という側面が強い。
アイテムで変身するようなことはないのだろうと、なんとなく感じてはいました。
でも、アメリカの変身シーンってどんな感じなの!って思っていたから、ちょっと不完全燃焼でした。

ハリウッドのSF映画を見に来たぜ!という気分で見たとしたら、ストーリー的にも盛り上がっているいいシーンでなので、感動したと思うんですけどね。

2、名乗りもない

戦隊といえば名乗りです。
特撮を見ない人でも、何かのネタで「5人そろってゴレンジャー!」なんていうのを聞いたことがあるかもしれません。

下記に3個ほど、日本の戦隊の例を挙げてみました。

1、忍者戦隊カクレンジャー(1994年)
個人名乗り→「ニンジャレッド サスケ!!」
戦隊名乗り→「忍者戦隊 カクレンジャー見参!」

2、獣拳戦隊ゲキレンジャー(2007年)
個人名乗り→「体にみなぎる無限の力 アンブレイカブルボディ ゲキレッド」
戦隊名乗り→燃え立つ激気は正義の証! 獣拳戦隊ゲキレンジャー!」

3、手裏剣戦隊ニンニンジャー(2015年)
個人名乗り→「あばれてアッパレ!アカニンジャー」
戦隊名乗り→「忍びなれども忍ばない! 手裏剣戦隊ニンニンジャー!」

上記の例のように、個人で名乗り、戦隊としてキメで名乗るというのが戦隊のお約束です。
先に挙げた、変身シーンとセットで外せないカタルシス。
「もうお前らのこと知ってるから、名乗らなくていいよ!」っていわない敵が優しいなぁと思えるほど、毎回名乗ります。

対してパワーレンジャーは。

名乗りませんでした。
一度も。

変身したら、即出撃!!即バトル!!です。

なんなら彼らの変身前に、「あらあら、今回のイエローレンジャーはかわいいわねぇ。」なんて敵が自宅訪問しちゃいますし。

察知する能力ある設定の敵のようで、名乗る必要ないんでしょうね。

いや、むしろアメリカに、名乗りの美学みたいなものは通じないのかもしれません。

「発明家にして、大富豪。アイアンマン!」
「俺を怒らせるな、超人ハルク!」
「弓で狙うぜ、ホークアイ!」
「我ら、アベンジャーズ!!」

アベンジャーズなんかで、こういうシーン見たことないですものね。
名乗ってる間に、戦えよ!っていうアメリカと、
古から、相手には名乗って戦う日本の歴史の違いが見て取れる気がします。

3、ロボット(?)はなんとなく合体

戦隊といえば、各自が巨大メカを持ち、それが合体してロボットになる!!というのもお約束です。
パワーレンジャーにもゾードと呼ばれる各自のメカがあります。
恐竜をモチーフにしており、それに乗り込んでの、巨大戦があります。

こういうメカと実写を合わせる技術は、ハリウッドに勝てない部分です。
トランスフォーマーのような戦闘シーンが続きます。

しかし、レンジャーは劣勢に追い込まれます。
あまりにも巨大な力、そしてゾードすら燃やしてしまう火炎。
「最期まで一緒だ」
というセリフを残して、メンバーは巨大な穴に落とされてしまい、今まさにとどめが刺されようとした、その時!

5体のゾードが合体し、メガゾードになったのです!!!

文字で書くと結構盛り上がるのですが、このシーン、日本のスーパー戦隊でいうとことの大切なものがありません。

それは、メカが変形して合体するというシーン。

どこの部分が脚になるのか、腕になるのか、胴体は、頭は!!
メカが好きな人には、たまらないシーンなのです。

今回それは一切ない。

もう合体されちゃって、穴からスモークとともに登場。
そして、そのメガゾードをみても、5体の何がどこの部分にいるのかパッとわからない。

え、どう変形したの?どんな感じで合体したの?

気になって気になって、しょうがないまま、映画は終わってしまうんですけどね。
(敵の驚きぶりをみるに、なんかある種の奇跡みたいな感じでした)

私としてはハリウッドの技術で、変形合体するところが見たかっただけに、ちょっと残念でした。

それでも、パワーレンジャーをすごく薦めたい理由

あれもなかった、これもなかった、という内容を書いてきました。
しかし、私はそれでもスーパー戦隊好きなら一度は見てもいい映画だと思います。

なぜなら、「ヒーローになるまでの過程が長い!」というストーリーが昭和の特撮っぽいのです。

現代のペースだとまどろっこしくて、子供たちは見てくれないかもしれませんが、昔は変身するまで2話ぐらいかかっていました。
変身できないまま翌週に続く!なんてこともありました。
仲間がそろうまで1ケ月かかることもあった。
(今やっているキュウレンジャーも、仲間がそろうまでちょっと時間がかかっていましたね)

例えば、さとう珠緒さんがでていた、「超力戦隊オーレンジャー」の1話。
オーレンジャーに選ばれた4人のパイロット。
戦闘機でその基地に向かっている途中、敵に襲われ墜落。
地上でも執拗に襲われながら、滝から落ちたり、崖から転がり落ちたりしながら、必死に追撃をかわして逃げる。
残りの5分ぐらいで、変身したレッドが登場してあっという間に敵をせん滅。
「オーレッド!」ってかっこよく名乗ったところで、1話目終了。

昔は変身するまでの過程が、本当に過酷でした。
滝から落ちるわ、川に流されるわ、泥だらけの崖を転がり落ちるわ。
ヒーローになるのって、覚悟がいるんだ、大変なんだ!というのを小さいとき心に刻みました。

仲間を集めていく展開でも
「え、俺やりたくないよ、ヒーローなんて」と言っているメンバーがいる。
でも、敵の悪事を前に「やる!俺が救うんだ!」という覚悟を決める。
そういうシーンを見て、「私もいつかヒーローになる覚悟を決めるんだ!」と心に誓いました。

そういう子供の時の自分が、心のどこかで喜んでいる映画でした。
大人になったファンの私が「お約束事がないよ。」ってどんなに頭で思っていたとしても。

特撮好きの皆さんも、いや、それほどでもないわ、っていう皆さんも。
パワーレンジャー、お薦めです。

ぜひ映画館で見てください!!



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蒼(あおい)

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【真夜中のブロガー】 ●小さいころから自分が書いた文章で生きていきたいと思う会社員(接客業10年以上) ●実生活では本当の自分をだせず、ネット弁慶だったことから、大好きなblogで当時のファン友達を失うという大失敗を経て、それでもなお、文章で自分を表現すること、人に喜んでもらえるようなものを書きたいと挑戦中!! ●接客業を通しての仕事観、日々の雑感などを中心にほぼ毎日更新中。 ●夢は小さいころから変わらず本を出すこと!「何か語らないときっと後悔する」っていうサブタイトル通り、時代に爪痕を残せる人間になります!よろしくお願いします!! twitter:@yazumi_aoi
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