こんばんは。真夜中のブロガー、蒼です。
今日は立花岳志さんがの呼びかけで「1日で7つブログを書こう #7blogs」のイベントの日です。
なので、昼からガンガン書きますよ。
今日は久しぶりに転職活動ネタです。
前にこの記事▼を書いたところ、twitterで共感のコメントをいただきました。
前回書いた記事から、「退職交渉」に光をあてて書いてみようと思います。
私が意識したポイントは、3つ。
1、「退職を伝える順番」を乱さない事
2、退職理由は「事実だけ正直に」伝える
3、慰留されて心がぶれそうになったら「ここにいて自分が幸せなのか?」と問いかける
1、「退職を伝える順番」を乱さない事
私の場合、直属の上司である店長と関係がうまくいっていませんでした。
(店長に対しての出来事はこのブログにもたくさん書いたので、今回は割愛しますね。)
店長の上のSVとは連絡を密に取り合っていたので、正直SVに伝えてもいいかな~と思ったりもしました。
正直なところ、店長を信頼していないので、こういうデリケートな部分を預けるのは嫌だなという気持ちが強かったです。
しかしながら、最後だからこそ「退職を伝える順番」を乱さない事にしました。
あくまで私は会社という組織に所属しています。
どれほど信頼していないにしても、私の直属の上司は店長です。
ならば店長に報告し、店長がSVに報告し、SVが人事へという会社のルールを守ろうと思いました。
店長の顔をつぶさないというよりは、会社のルールを順守する自分でありたいと思ったのです。
店長に対して円満退職は無理なので、会社に対しては誠意を見せる姿勢でいたほうが、自分にとってもよいと判断しました。
2、退職理由は「事実だけ正直に」伝える
退職を表明すると多方面から、理由を聞かれます。
転職エージェントなどからは「退職理由に会社の不満を言わない」などとアドバイスをされます。
円満退職をめざすなら「個人的理由にすること」など。
でも、転職をする人が、その理由に「会社の不満が0」の人ってあんまりいないと思います。
だから、「会社に不満はないんです」というのはうさんくさい。
私の場合は、2社退職をしていますが「ある程度正直」に答えました。
自分にデメリットになるところまではいいません。なので、ポイントは「ある程度」。
例えば私の今回の退職理由を「本音の退職理由」と、「会社に伝えた退職理由」を比較して書いてみました。
本音の退職理由
2年近く店長が巻き起こす人間関係の後始末を続けて、もういい加減うんざりだ!
その影響もあって、人はどんどん減っていって長時間労働、休日出勤の連続。
社会に連休も増えていて、体がもうもたないぐらい疲弊している。
店のスタッフとお客様は大好きだが、それでも気持ちがもう続かない。
転職したときには「トレーナーポジションをやるために現場の仕事を覚えろ」という話だったはず。
でも現状、トレーナーポジションは直で転職してきた人間がうめていくし、店から上に上がる人間も限られている。
もう後2年店で働けるか?無理だ。
そして、会社の方針にもなんとなく違和感を感じてきたところだし。
自分のやりたい仕事にも目を向けて、転職活動を行ったところ希望の会社に転職が決まった。
転職をする!
会社に伝えた退職理由
・現場は好きだが、体力的にもう1年働けるかと自分に聞いたら、無理だと考えた
・トレーナーのポジションになれるかというと、空きはないように思う。
・やりたい仕事をさせてもらう会社に転職が決まったので、転職をするためにやめたい。
感情的な部分はそぎ落として「事実だけ正直に」というところがポイントです。
もともと会社にとってマイナスな面談なので、そこで感情的な不満をぶつけるのは得策ではない気がします。
退職理由を伝えたところからが、「退職交渉」なので、デメリットは避けたいです。
SVと所属している部長と、2度面談をしましたが、この会社に伝えた理由を一度もぶらしませんでした。
もともと定期面談の時点でSVとは、会社の方針への不満は伝えていたこともあり、「理由に矛盾もないし、しょうがないね。」という感じでした。
3、慰留されて心がぶれそうになったら「ここにいて自分が幸せなのか?」と問いかける
慰留はされるものとして想定します。
そして、どんな条件でも一切妥協はしません。
私の場合は、私がやめるとお店にどれほどの穴が開くかは想定していました。
下手したら週7日で、9時間以上全ポジションをこなせる人材が消えます。
人が少なくても、教育をしながらそれなりの水準のサービスも維持できます。
シフトも作れるし、発注もできるし、棚卸もできます。
お店のOPEN/CLOSE作業も1人でできます。
クレームやトラブルが起きてもある程度解決できます。
お店にとって、いや、会社にとっては大損害です。
私の場合はさらにオープンからいたお店でしたから、スタッフからの私に対する信頼もあります。
やめるということは、その信頼を裏切ることにもなります。
「蒼さんがいるから!」
「蒼さんのために!」
という理由でシフトにやりくりして入ってくれる子もいました。
それも全部捨てる覚悟がいります。
捨てるものの大きさと、個人の思い入れの大きさが心を揺らします。
揺らす部分を、「退職交渉」で会社はついてきます。
「お店のスタッフさんが困ってしまうと思うんだ・・なんとかあと2ヶ月はいてくれないか。」
とかね。
辛いところだと思います。
自分も心を砕いて、頑張ってきたところです。
スタッフも大好きです、心がすごく痛みました。
でも、ここで妥協したら交渉は負けです。
ストレングスファインダーで「調和性」資質が高い私としては、妥協しないで交渉するのは、かなりのパワーがいります。
相手を失望されるしかゴール=自分の夢をかなえるゴールだとわかっていても、思わず心がくじけそうになります。
でも、「私は幸せではないんです。」ときっぱりいいきりました。
全てを捨てても惜しくないほど「ここにいることが幸せではない=妥協はしない」という姿勢をくずさないこと。
心が折れそうになったら、自分に聞くのがいいです。
「じゃあ、ここにいて自分が幸せなのか?」
みんなが満足しているからいい、とかじゃなくて「自分が幸せと感じるか」ってこと。
そこに立ち返れば、乗り越えられるはず。
私はできました。
退職交渉に「円満」はないと考える
「そうかそうか、転職だね!わかった!」
とかいわれること・・・はあんまりないですよね。
自分の条件を相手が飲んでくれたとしても、心の中に「円満」感はありません。
円満退社をめざせ、とか転職エージェントの資料なんかに会っても、それは無理だと思うべきです。
会社自体が円満に送り出してくれることなんてないです。
自分の穴を埋めるために誰かが死ぬほど働くだろうし、迷惑はかかるものです。
会社の準備ができたらやめる、は不可能です。
そんなことしていたら、自分がやめられない。
「円満」なんてありません。
ただ、自分が信頼する人に「がんばって」「今までありがとう」っていわれたら最高。
それだけでいいのです。
アイキャッチは、改めてスタッフさんにもらった送別の品を。
感謝を込めてのせます。