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こんばんは。真夜中のブロガー、蒼です。

先日、ホメホメ会に参加をして「あなたの好きな本」というお題で話をしました。

ホメホメ会に参加したときの記事はこちら▼

その時に出てきたのが「ムーンライト・シャドウ」という吉本ばななさんの小説。
ホメホメ会で「いかに好きか!」ということを語ったのですが、思いのパワーだけが心の中でど~っと湧き上がって言葉になりませんでした。
話しているうちに泣きそうにもなりました。
それぐらい大好きで、私の心から消え去ることのない小説です。

吉本ばななさんとの出会い

私は社会に出るまでは、とにかく図書館に通って小説をメインとしていろんな作家さんを読みました。
その時に好きになった作家さんの一人が、吉本ばななさんでした。
私はスピリチュアル的なことにはとんと疎いのですが、ばななさんの小説にはそういうことが日常の隣にとんと存在する。
その存在の仕方があまりにも普通であることと、ばななさんの文体に心を惹かれて、読みまくりました。
同じ本を何回か時期を開けて読み返す、ということをしたのも、ばななさんの本が初めてだったように思います。

「ムーンライト・シャドウ」との出会い

「ムーンライト・シャドウ」という小説に出会ったのは、「キッチン」という小説を読みたくて借りたからでした。
今はどうかわかりませんが、「○○文庫の夏の100冊」という冊子で毎年のように紹介されている本でした。
初めて読んだときの「ムーンライト・シャドウ」の印象はあまりありません。

でも、この小説が「日英バイリンガル版」として朝日出版社からでると新聞の広告で見た時。
絶対に買おうと決めたのを覚えています。
当時、書店でアルバイトをしていたので客注台帳に自ら書いて予約したのを覚えています。

そしてその本は今も手元にあって、カバーはもう変色してしまっています。
時々猛烈に読みたくなるのです。
この「ムーンライト・シャドウ」という小説は。

「ムーンライト・シャドウ」の魔力

「ムーンライト・シャドウ」は愛する人との別れを乗り越えるまで、の短編小説です。
そう書くと、何の魅力もないかもしれません。

でも、私は圧倒的なパワーで引き込まれてしまいました。
それはまるで魔力のよう。

主人公の一人称が私の心にものすごくなじみました。
なじんで、主人公の心の機微が痛いほど伝わってくるのです。

何度も読みかえして、ある時、ふと「この小説、音読してみたいな」って思いました。
未だに私が音読したいと思った小説はこれだけ。

お風呂場に本を持ち込んで、湯船につかりながら声に出して読んでみました。

声に出して読み続けて、最後の最後。
主人公が愛する人へと語りかけるところで、涙がこぼれました。

身を切り刻まれるような主人公の痛みから、乗り越えていくと決めた時の凛とした言葉。
全てに同調したような気持になりました。

「ムーンライト・シャドウ」を読んで小説を書くのをあきらめた

小さいころから文章を書くのが好きで、いつか小説家になりたいと思っていました。
2次創作的なものも含めると、小学生から大学卒業ぐらいまでいろんなものを書きました。
書ききったものもあれば、イメージが先行しすぎて文章を書くスピードが間に合わずに未完で終わったものも。

大学生の時でしょうか、ある時何気なく、吉本ばななさんを調べて衝撃を受けました。
私が心を揺さぶられてやまない「ムーンライト・シャドウ」はばななさんの卒業制作だというのです。

「私と年で、こんなすごい小説を書いたのか!!」

自分にこんなパワーを持った小説をかけるのか。
人の心を動かすような言葉を持っているか、世界を持っているか。

無理だ、全く持って無理だ。
私は小説を書くのをあきらめました。
世界を創造するには、私の心はせますぎる。

 

 

 

ばななさんの小説はほかにも大好きなものや、忘れられないものがあります。
でも、この「ムーンライト・シャドウ」は格別。
ぜひ、読んでいない方には読んでいただきたいし、読んだことある人は読み返してほしい作品です。

文庫本やKindleで読めます▼。

ぜひ読んでみてください。

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この記事を書いた人

蒼(あおい)

蒼(あおい)

【灯台ブロガー】
●接客業を11年半やって、2018年5月31日で会社員を卒業しました!
●かつての私のように人生って暗闇だよねって思っている人に、灯台のように、北極星のように、そっと道を照らしてあげられる文章を書いて生きていきたい。

twitter:@yazumi_aoi

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