有名な本だったのですが、ようやく読む機会を得ました。
うつヌケ うつトンネルを抜けた人たちを実は勝手に「うつになり・・長い道をかけて、ようやくぬけました」という一人の人の話を書いた本だと思っていました。
でも読んでみると、いろんな方がいろんな事情でうつになり、そして「うつとつきあっていく」というお話でした。
ひとくくりの病名になっていることが不思議になるほど多種多少
「うつヌケ」は、いろんな人の体験が集まった話でした。
なので、最初は拍子抜けしたんです。
ですが、読めば読むほど「いろんなきっかけがあるんだなぁ。」ってひきこまれました。。
「うつ」とか「うつ病」ってひとくくりで病名がついているけれど、全然違うんです。
仕事が原因になる人もいれば、仕事がきっかけでうつヌケの方向に向かっていく人もいる。
成功したことが原因になるかもしれないし。
もうきっかけなんて、全然わからないものなんだなぁと思いました。
私自体は心身を病んだときは、完全に仕事環境が原因だったので、「環境が合わない」「人があわない」時に追い詰められるのかなぁと思っていました。そしてその職場や会社を辞めた時に、楽になりました。
でも、そういう見方すら危ないのかもしれない。
そんな風に思いました。
自分を好きになること、がとても大切!
このマンガで、うつになる原因は「自分をきらいになるから」と書いています。
人間は本質的に「自分が好き」「肯定されたい」「必要とされたい」から、それが弱まってしまうと心が弱くなってしまう、と。
だから「自分が好き」「肯定されたい」「必要とされたい」をちゃんと満たしてあげるのが大切なんだなぁ~って。
他人に気を使うのと同じくらい自分にも気を使ってあげて!!
という言葉にはっとさせられました。
他人にばっかり目をやっていると、自分になんて全然目がいかない。
だから、他人に目を向けてあげるぐらい自分も大切にしてあげたいです。
私は自分の気持ちに正直に日々を過ごしたり、やりたいことをやると幸せです。
人から見ると「無計画」「未来からもっと目標もって」って思われると思うけど、それでいいんです。
私は幸せで、大切にしているのです。