「オーシャンズ8」を見に行ってきました。
サンドラ・ブロックが好きなので、サンドラ・ブロックが泥棒ってもうサイコー!!って思ってみてきました。
冷静に考えると、私、過去の「オーシャンズシリーズ」を見たことがありませんでした。
今回は続きものといえば、続き物ですが、私のように全然知らない人でも楽しめる映画です。
メットガラという世界最高峰のファッションの祭典。
私はファッションには疎いのですが、VOGUEの編集部を追いかけた「ファッションが教えてくれること(字幕版)」が大好きで、何度も見返しています。
メットガラは、その編集長、アナ・ウィンターが主催するパーティー。
ここに出席するだけでセレブと認められる大掛かりなパーティーです。
メットガラのDVD「メットガラ ドレスをまとった美術館 [DVD]」もでています。
セレブも本人役でカメオ出演していたりして、とにかく華やかな映画です!
なによりも、でてくるオーシャンズ8のメンバー全員を好きになってしまう映画。
女性は必見です。
では、紹介していきましょう!
この感想には一部ネタバレが含まれていますので、映画を鑑賞されてから読まれることをおすすめします。
小さいころ、泥棒になりたかった私の夢が華やかに再現される映画だ!
私は小さいころ、といっても小学校4年生ぐらいまで真面目に怪盗になりたいと思っていました。
なぜなら「怪盗ルパン」が大好きだったのです、そこから「ルパン3世」も好きだった。
弱い人ではなく、権力者から華麗に宝を盗み出す。義賊的なところ。
楽しそうに人生を生きているところ。
なにもかもがうらやましい、別世界でした。
ルパン3世が「ちょっとパスタが食べたくなったんでイタリアに行ってくるわ!」っていうシーンは衝撃だったし、殺されそうになっているのに、仲間もみんな楽しそうに人生を生きていて。
華麗なテクニックで、人をあっといわせながら、去っていくのがかっこいい。
人生はこうでなくては!という謎の意気込みを胸に、クラスの将来の発表で「いい怪盗になりたいです」っていったわ。
友達も少ないし、あきらかに運動神経だめそうだし、人の顔色はうかがって生きているというのに、変なところは堂々としてしまうんですよね~(笑)
「謎もときたいから刑事にもなりたいです、かっこいいし!」という真反対のことも同時にいったなぁ~…(“= =) トオイメ目
そんな私はいまだに、「悪をだまして華麗にかつ!」という作品をこよなく愛しています。
今回の「オーシャンズ8」には敵となる悪がいるわけではありません。
そういう意味ではちょっと、「義賊!」的な爽快感に欠けるところがあります。
小悪党的な人間を懲らしめたりはしますが、「巨悪」的な相手に地団太をふませるような展開もみたかったなぁ~
女性の集団でも「プロ」として活躍するから、見ていて気持ちがいい映画!
でも「華麗さ」という点では、どの映画にも引けをとりません。
誰も傷つけることがなく、練りに練った計画を遂行していく。
女性同士のいがみ合いもなくて、とにかくみんな「プロ」として行動しているさまがかっこいいのです。
女同士が集まると、裏では足を引っ張って・・・ということもなくはありません。
人種も背景もさまざまな、この「オーシャンズ」でも、そういうシーンがあるのかなぁ~なんて思ったら、全然ない。
アン・ハサウェイ演じるセレブのダフネが、計画に実は参加していたというシーンで、知らなかった他のメンバーから
「なんで加わることにしたの?!」
と驚かれるシーンがあります。
「えっと・・・同性の友達が少ないからかな。」
というあっけらかんと返答するのですが、なんかここに深い共感をしてしまいました。
だよね、だよね、そうだよね!!
実際なかなか、女だけの職場で「友達」と「プロ」両立させるの難しいよね!!
全然いる世界観が違うキャラクターなのに、この瞬間ダフネを好きになりました。
オーシャンズ8を全員好きになってしまう映画!
8人のメンバー全員を好きになれる映画、というのもこの映画の特徴。
みんな持ち味がしっかり出ていて、大好きになってしまう。
サンドラ・ブロック演じる、リーダーのデビーはあまり笑いません。
淡々と計画を遂行し、盗む一方で自分をはめた男に華麗に復讐するのは見ていて爽快。
「うまくいってもいかなくても、8歳の泥棒を夢見る女の子のためにやろう」っていうセリフ、かっこよかったなぁ~。
泥棒を夢見たっていいよね、いいよね、って昔の私に行ってあげたくなる。
ケイト・ブランシェット演じる、ルーは、デビーの右腕。
正直、ケイト・ブランシェットだと気づかず「このワイルドでかっこいい女性は誰だっけ?とずっと思っていました。」
かっこいいんですよ、最後にみんなドレスアップするときに一人だけ、ズボンの衣装(マンマ・ミーアっぽい)なんですけど、それもかっこいいの。バイクに乗ってひとり走っているところとか、マジでいい。
一匹狼かというとそういうわけではなく、メンバーのスカウトは彼女に一任されている感じ。
最高の右腕ですよね。
ヘレナ・ボナム=カーター演じるローズは、かなり落ち目のファッションデザイナー。
開かれたファッションショーは「80年代のスチュワーデス?!」ぐらいに残念なもので、一番性格的にも不安定。
おどおどしながら、なにかやらかしそうでハラハラするのがいい。
もうだめだわ~って、座り込んでチョコレートか何かを食べているシーンと、後半メットガラに堂々とでている姿のギャップが好き。
ミンディ・カリング演じる、アミータはジュエリーデザイナー。
後半、狙った宝飾品を一気に解体して別のアクセサリーに作り替えるところは、すごくよかった。
描かれていないけれど、どういうアクセサリーに作り替えるか、手順やデザインを何度もシミュレーションしたんだろうな~って。
マッチングアプリを教えてもらって、キャッキャしてるところもかわいくてよかったなぁ~
リアーナ演じる、ナインボールは天才ハッカー。
「コミュニケーション大丈夫?」って心配になる登場シーンなんだけど、普通に仲間に溶け込んでいる。
ターゲットの趣味嗜好を調べてクリックさせるのとか、おもしろかったなぁ~。
かわいい犬に食いつくターゲットのおっさんに、ため息ついてるところか。
普段ボーイッシュな格好をしているからこそ、最後のドレスアップした格好で登場するシーンはほれぼれした!
ちなみに妹もちらっとでるんだけど、デビーが「どういう家族なの?」っていうぐらい、そちらも才能豊か。
続編があったらでてくるのかしら。
サラ・ボールソン演じる、タミーは「もう引退して主婦」になってる盗品ディーラー。
引退している!っていうのに、ガレージにやまもりの盗品が置いてあるんだけどね。
主婦なのよ、やらないのよ!っていいはりながら、やると決めたら、VOGUEの中でも軽やかに働けるスキルの高さ。
コミュニケーションスキルが高いって、こういうことなんだなぁ~、いいな~って憧れた。
オークワフィナ演じる、コンスタンスは凄腕のスリ。
手品を見せながら、軽やかに盗んでいったり、デビーとルーからも腕時計をさりげなく盗んだりする。
彼女の結構ストレートにコミュニケーションとるところが好きだな。
「スケボーで隠れ家まで通勤するの大変だから、メトロカードちょうだい!」っていいにくるとか。
大きい子供、みたいな自由さがある。
そしてアン・ハサウェイ演じるダフネはターゲットの宝石をつける女優。
ただのターゲットかと思いきや、女優としての観察眼で作戦を見破って、デビーとルーに誘われて仲間に加わる。
最初はわがままな女優さん、気ままなセレブかと思いきや、なかなか面白いキャラクター。
「だって、同性の友達少ないから」って犯罪に加わる。
自由奔放に生きているから、きっといいたいことはいってしまうから、女性の輪になじめなかったのかな。
そういう見方ができると、急にぐっと好きになってしまう。
オーシャンズ8が好きな人には、ぜひこちらの映画も見てほしい!
オーシャンズ8が好きな人には、ぜひ見てほしい映画をご紹介します。
私は過去シリーズはみたことがないので、オーシャンズシリーズは紹介できません。
舞台になったメットガラの関連作や、私の大好きなサンドラ・ブロックの作品をおすすめします!
「メットガラ ドレスをまとった美術館」▼
今回舞台になったメットガラのドキュメンタリー映画
「ファッションが教えてくれること」▼
メットガラを主催するアナ・ウィンターが率いるVOGUEの映画。
大好きすぎて、年に少なくとも3回以上見ます。
DVDを買うと特典映像で、メットガラを準備する短いドキュメンタリーが入っています。
Amazon Primeに入っていると無料で本編が見られます。
「しあわせの隠れ場所」▼
サンドラ・ブロックがアカデミー賞をとった作品です。
冷静でサバサバしているように見えて、行動力と深い愛情がある母親役を演じていて大好きです。
この映画も、年に何回か見返します。
「スピード」▼
サンドラ・ブロックといえば、この作品出世作だし、めちゃくちゃかわいいし。サンドラ・ブロック好きにはたまらない映画