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ダイエットをやめた。

「何言ってんの、お前。」
と全員にあんぐりされるだろう。
なんなら、うちの相方は失笑するだろう。

やめたというのは、人生でやりたいことに入らなかったからだ。

客観的に言うと、私は肥満度1ってやつだし、標準体重から軽く20キロ超えてるし、ウエストはかるとメタボだし。

とにかくダイエットをやめる理由は、本来全くないはずだ。

ないはずなんだ。

でも私の心は取り組み始めた時も、正直ちっともノらなかった。

「未来のすてきな私」を想像してみて、イメージボード作ったが、イメージは私に置き換わらなかった。
スキニーパンツ履いてみたい、とは未来を夢見てみたが、その思った理由も「私細い!」ではなくて、「服買う時、スキニーはけると選びやすいなー」だった。

逆に「このまま太ったらヤバい」を取り入れる方法をコーチに教わり取り入れてみたが、「今もヤバいし、今後もヤバいだろうが。でも今までもヤバかったからなー」といまいちぼんやりしていた。
小さいころから一度も「標準体型」になったことがない私。

やばくなくなった未来なんて来ることが、想像できなかった。

厳しい言い方をすると(コーチにもそのようにフィードバックされたが)、全くコミットする気が起きてない。

食事を減らして、甘いものをたんたんと減らす所まではやれた。
しかし、週に1回相方とマックを食べない理由までは見つからなかった。
運動にまでまったくいかない。
ウォーキングをがんばれたのは1週間ぐらいで、ほかのことに興味がうつり、部屋にこもりたくなったタイミングで、天気がくずれ、体調が悪くなったら、もう何もやる気が帰ってこなかった。
じゃ部屋で何かをやるかと思えば、全然やらない。
それよか、寝たい。
それよか、書きたい。
それよか、テレビみたい。

やる気が尽きた瞬間、毎日運動しない罪悪感だけは募る。

「モチベーションで解決しないの。やると決めるかなんですよ。」
と見かねたコーチに改めて問われた。
「やるかやらないか、自分で決めるしかないんですよ、どうしますか?」

やせたいわーって思ってて、やせるような体ではない。
そんなことは100も承知だ。
それぐらいでやせるなら、もうきっととっくに痩せているだろう。

痩せるために、毎日ウォーキングの格好してでかけて、洗濯して、ってできるだろうか。
30分ウオーキング、汗をかくからシャワーなり風呂に入る、1時間ぐらいなくなるこの時間。
正直もったいない気がしていた。
ただ歩いている時間、私にとって何が得られているんだろう。
カロリーは確かに消費されているはずだけど、「でもどうせ、体重減らないんだよね?」という思いが強すぎた。

歩いたぐらいでは、筋肉なさすぎて痩せないだろう、というあきらめが、やせよう!を遥かに上回った。
筋肉つけるか?なんてもうその時点で微塵も思わない。

「やれません。人生において最重要項目に思えません。」

またひとつ、私の人生にあきらめが増えた。

ある日別の世界にいって、人生の主人公になること。
正義のヒーローに変身すること。
バイクに乗ること。
歌手になること。
めちゃくちゃケンカの強い人になること。
相手を冷たい視線と口調で論破すること。
20代で結婚すること。
若い母親になること。
電脳化すること。
義体化すること。

そこに「やせること」が堂々とランクイン。
さよなら、ダイエット。

今日ご飯を食べる時間が無くて、歩きながら何かを食べようと、コンビニに入った。

チョコファッションドーナツを躊躇なくとる。
帰りにチキンをまた買って食べた。

罪悪感はまだ少しある。

だがしかし、美味しかった。
甘いドーナツと、油のたっぷりしたチキン。

明日死んだら、この美味さのことだけは後悔しない。

via PressSync

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この記事を書いた人

蒼(あおい)

蒼(あおい)

【灯台ブロガー】
●接客業を11年半やって、2018年5月31日で会社員を卒業しました!
●かつての私のように人生って暗闇だよねって思っている人に、灯台のように、北極星のように、そっと道を照らしてあげられる文章を書いて生きていきたい。

twitter:@yazumi_aoi

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