広告

「蒼さんは人に興味が無いよね」
といわれたことを、ちょくちょくこのブログに書いている。

会社の上司との面談のときにいわれた。
入社1年目だったかな、結構早い段階で言われた。
言われたときはそれはもうショックで、怒りでいっぱいだった。

今も折に触れて思い出す言葉。
でも、そういうもんかもしれないなぁ・・と思っている。

私は人と必ず、一線を引いておきたいのである。
家族であろうと、恋人であろうと、友人であろうと。

「私とあなたは他人で、決して相容れないのである」

そういう冷たさが、私の心の中にある。

どれほど相手に語っても、内容は2割も伝わらない

中学生の頃、「あなたが話していることは2割も伝わらない」というような内容を知った。
うろ覚えなので、数字の部分は正しくないかもしれない。
ただ、ものすごい衝撃だった。

当時、クラスの誰も知らないアーティストが好きだった。
良さを伝えたくて、CDを持っていって聞いてもらったりしたけれど、とりあってもらえなかった。
特撮もまだ好きだったけれど、それの良さも誰も理解してくれなかった。

そんなときに聞いた言葉が「2割も伝わらない」という言葉だった。

これを聞いて「じゃあ、もっと伝わるように頑張ろう!」と思えれば健全だったのかもしれない。
ところが、私はそこで「あぁ、そうか。どれほど伝えたくても理解してもらえないことが当たり前なんだな。」と悟った。

だったら、無駄なことをするのはやめよう。
伝わらないなら、伝えることが無駄なのだ。

それから、なにか理由をいえと詰め寄られる場面でも無言で通すことを選んだ。
もしくは本音をあかさないで、「わかりました」か「すみません」で通り抜けることを選んだ。

どうせ何を言っても無駄なのだ。
伝わらないのだから。

うちはうち、よそはよそ。

実家で暮らしているとき、子供の頃、母親に叩き込まれた言葉である。
その言葉を憎んでいるといっても過言ではない。

うちはうち、よそはよそ。

この言葉一つで簡単に片付けられたことはたくさんあった。
門限、流行り物、TV番組、洋服、友だちと出かける、ゲームなどなど。
たくさんのものが、親の価値観のもとで「大したことない」って片付けられて終わった。
片付けられた側としては、その片付けられたもののせいで、生きにくい子供時代、学生時代を過ごした。

子供ながらに私は、私と他人の世界はどうにもならないぐらい遠いのだ、と諦めることを覚えた気がする。
歩み寄ろうにも、子供には限界があって。
どうにもならない世界を変えることができないなら、もう諦めるしかないのだと。

友だちと遊ぶこと、友達と同じ話題で話すこと、そういうことは諦めた。

本と空想の世界と、特撮が支えだった。

終わったことはすべて思い出にしまい込む。

少し話がずれるが、場所や時代にしてもそうだ。

「相手には伝わらない」「人と世界が交わることがない」という価値観が子供心に染み付いたせいか、私は「なかった事」にするのがうまい。
やめた職場に足を運んだことは、相方が働いている店以外ほとんどない。
住んでいた街を離れても、郷愁はないので、訪ねようと思うこともない。

それは人も例外ではない。
一つの時代が終わったら、どんどん思い出にしまっていく。
思い出の蓋を開けようとは思うこともない。

ただ、終わったものとして脳内にしまって、鍵をかけて終わりである。

私とあなたは他人で、決して相容れないのである

親や兄弟であっても、自分の世界には決して立ち入らせない、というスタンスを小さい頃から持っている。
意見されたら、そもそも伝えることを諦めているので、何も伝えない。
何を考えているのか、何を思っているのか、血縁関係にあろうと伝わらないと思っているので、はなから諦めている。

相方にしてもそうだ。
どれほど長い時間付き合ったとしても、お互いの価値観は別々のものだ、と思っている。
相方が今期なんのアニメに興味を持っているのか尋ねたことはない。
なんのマンガを読んでいるのか、ちらりと表紙を見ることはあっても、自分で読むことはない。
相方がどれほどスプラトゥーン2をやっていても、私も同じようにやろうとは思わない。

同じように私も自分の好きなものを、相方に何かすすめるようなことはしない。
何を読んでいるかとか、なんのドラマが楽しいのかとか、そういうことを語ることはない。

そもそも興味を持ってもらいたいとか、持ちたいとか、そういう感覚もないのだ。

私の世界を侵害しないで、あなたの世界も侵害しないから。
私とあなたは違う世界を見ていて、違う世界を生きている。
少し重なっているけれど、根本は全く別の、違う世界の人間なのだ。

私とあなたは他人で、決して相容れないのである。
人によっては冷たいと思われるのかもしれないけれど、それが私の価値観なのである。

このブログが気に入ったらいいね ! をお願いします。
更新情報をお知らせします。

Twitter で

広告

この記事を書いた人

蒼(あおい)

蒼(あおい)

【灯台ブロガー】
●接客業を11年半やって、2018年5月31日で会社員を卒業しました!
●かつての私のように人生って暗闇だよねって思っている人に、灯台のように、北極星のように、そっと道を照らしてあげられる文章を書いて生きていきたい。

twitter:@yazumi_aoi

広告