ツレヅリストの蒼です。
先日、夜中に突然伝えたいことがふってきて、ブログに書くよりは小分けにtwitterに書こうと思って
書いたことがあります。
それをブログに改めて書いてみたいと思います。
去年の自分ががんばったから、今がある
書店員をしています、今。
よくよく思い返してみたら、就職活動をしながら「本屋でまた働きたいなぁ」と思っていました。
冷静に見ると、お給料がいいわけでもなく、契約年数も決まっているので、社会的にはいい立場にはいません。
(といっても書店って大体・・契約年数が決まっている人たちがメインでお店を支えているものですが)
紆余曲折はあったけれど、今、自分は「好きなことして生きている」と感じてます。
それはまちがいなく去年のわたしのおかげです。
きっかけはブログ塾で同じコースだったら、メンタルコーチの矢作雅子さんに声をかけてもらったこと。
藁にもすがる思いではじめた反面、どこかで「何も変わりはしないさ」と思っていた。
決して安くはないお金を自分に払うことに、多少の躊躇と後悔をいだきつつスタートした。
やるからにはちゃんとやろう、これでだめならあきらめよう、と思った。
最初の課題は「感情採点」。
ネガティブなものと、ポジティブなできごとを毎日やる。
「ポジティブは毎日やってくださいね、ネガティブは毎日じゃなくてもいいですよ。」
といわれてスタートしたのだが、結果はネガティブしかかけない。
誰かにバカにされたと感じたとか、なんでこんなことしなくちゃいけないだろうとか、とにかく怒りしかないの。
ポジティブかけないことに、まずは落ち込んだ。
落ち込んだけれど、毎日毎日、ネガティブなことに向き合って感情採点をしていった。
それが終わると、今度は感謝日記、自分を褒める日記。
仕事をやめて家にひきこもっている時期だったので、感謝する相手がいないから、数日で書けなくなってしまった。
「自然、環境、ものにも感謝してみては?」といわれて、かいてみた。
夕方涼しい風がふいた、ありがとう。
って書いた日の「これ、なんの意味があるの」と思ったのを忘れない。
自分を褒めるにしたって、毎日変わり映えしない生活をしているんで、褒めることもない。
それでも続けた。
この取組をしている間の私は、ハイになることはあっても幸せではなかったと思う。
転職して喜んでいたけれど、結局環境は前よりも悪くなっていたり、信念にそぐわない仕事だったこと。
思い切ってやめてみたけれど、自分で仕事を作ることもできないし、アルバイトをしたりしたこと。
転職をきっかけに相方と同棲しようと、親に紹介したけれど同棲には反対され、老後の資金がないことを延々と非難されて、親と断絶がますます深まったこと。
いろんな取り組みをしてみたけれど、精神的に疲れてしまい人と関わるのが嫌になってしまったこと
平たく行っても、わりとどん底感あふれる1年だった。
その1年を生きながら、私は自分と向き合っていた。
あのときどん底に落ちながらも、コーチの励ましにすら耳を閉ざしたこともあったりしたけれど、
それでも続けたから、今の私がいるのだ、ということ。
心の冬を終わらせるのは、自分しかない
ベッド・ミドラーのローズって曲がある。
シンプルな英語でうたわれているのに、優しくて大好きな歌だ。
種は冬を超えたら、花を咲かす。
というような言葉で締めくくられるんだけど、書いてないことがある。
心の冬を終わらせるのは、自分しかいないということを。
季節は、生きていれば勝手に冬が終わって春がくる。
でも心の中の「あ、冬が終わったな」と感じるのは自分しかいないのだ。
花が咲いてなくても芽は出てるかもしれない。
芽は出ていなくても、氷柱はとけているかもしれない。
冬を終わらせるのは、誰か救世主じゃなくて、自分なんだ。
自分で冬を終わらせる力は、ちゃんと持っている。