広告

ツレヅリストの蒼です。
今日は仕事で、久しぶりに入荷してきた本を見てテンションが高まりました。
アイキャッチは「ゴジラ1984」にちなんで新宿のビルです。

私の担当はざっくりというと、実用(料理、ソーイングなどの女性系のぞく)、芸術です。
芸術には映画と音楽も含まれるんですが・・・。

きました、きましたよ。
思わず、下手な字でPOPを書いてしまうぐらいテンションあげあげになるものが。

それがこちら▼

「ゴジラ1984」、1本を語りに語り尽くす1冊が入荷したのです。
帯に書かれたキャッチコピーは

「平成に繋がる昭和最後のゴジラ映画」

そうか、この作品だけ昭和なのか。
今日気づきました。
なんとなく「vsシリーズは平成」というイメージがあったんですよね。

「ゴジラ1984」をちゃんとみたのは、中学生ぐらいだったでしょうか。
なにより印象深かったのは、小林桂樹さん演じる三田村首相のセリフでした。

映像作品はこちら▼

ゴジラとともに生まれた私

実は1984年は、私の生まれた年。
誕生日は11月30日。
「ゴジラ1984」の公開日が12月15日といいますから、15日違いの兄弟みたいなもの。
とはいっても、私はちゃんとゴジラを映画館にみにいったのは、本当に終わり間近。
「ゴジラvsデストロイア」の公開が1995年で、11歳。

特撮=戦隊ヒーローだった私の、特撮の幅を広げてくれたのがゴジラでした。

「ゴジラ1984」の衝撃

私のゴジラのイメージは「ゴジラvs怪獣vs人間」の戦いが行われている、というものだったので、「ゴジラ1984」を見たときの衝撃は忘れられません。

「ゴジラ1984」は私が知っているような「怪獣がでてくる」「対戦する」というものがありません。
ただゴジラという存在にどう立ち向かっていくのか、ということが描かれています。

ゴジラはソ連(そう、当時はまだソ連なんです)の原子力潜水艦を破壊しています。
ソ連はアメリカとともに、戦術核兵器でゴジラを倒そうと強硬に主張します。
大使が三田村首相を攻め立てるのですが、ガンとして首相は首を縦に振らない。
「日本には非核三原則というものがある」という原則を絶対に曲げない。

「あなたがたの首都、ワシントンやモスクワでも同じように核を使いますか?」
(注:セリフは私の覚えているものを書いているので、正確ではないです)
と静かに説得をする小林桂樹さんの演技に、子供ながらに感動したのを覚えています。

ゴジラをどうやって倒すのか、ということや、
映画ならではのスーパXという秘密兵器のかっこよさよりも、
とにかく、この小林桂樹さんの信念にみちたセリフが好きで、この映画を年に一度は見返しています。

ちなみに、ギャレス・エドワーズ監督の「GODZILLA」で、アメリカは自国内でも堂々と熱核兵器を使用しようとしているので、現実的に巨大生物でたらあの国本気でやるんだなぁ~と「ゴジラ1984」を思い出しました。

ギャレスゴジラ▼

「シン・ゴジラ」は「ゴジラ1984」のアンチテーゼ?

この話ってみなさん知りませんか?
そう、「あれ、シン・ゴジラに似てない?」って思うと思うんです。

シン・ゴジラでは「ゴジラを倒すには、熱核兵器しかないな」ってアメリカが結論を下して国連が可決。
それを日本政府は唯々諾々と受け入れてしまうのです。

「彼の国は無茶を言うなぁ」とぼやきながらも、「この核兵器を落とす決定を遂行できる法案を国会で通す」という実務的な対応をとる。

核兵器を落としてゴジラを倒したら、世界中が日本の復興支援を約束してくれる。
自分たちの首都でも、同じように落とすと言っているから、と竹野内豊さん演じる赤坂補佐官は淡々と受け入れる。

私はシン・ゴジラの資料を読み込んでいるわけではないんですが、これは「ゴジラ1984」のアンチテーゼとしての回答なんじゃないかなぁと思っています。

「リアルはさ、1984みたいにはいかんのよ」
「そんなカッコよさは、ありえんのよ」

っていうね。

「シン・ゴジラ」でも結果的に核兵器はギリギリ回避(というか延期か)される。
けれど、それも毅然とした態度をとったわけではない。
「国連でどの国と交渉したら、決定をとめることができるか?」という極めて現実的な対策をとる。
だったらフランスじゃない?ってことになって、外遊中で生き延びた、平泉成さん演じる里見首相が独自のコネクションをつかって頭を下げ続けて、説得する、という手法だ。

三田村首相のような毅然とした「非核三原則を日本は守るのだ」という態度は、理想。
でも現実は、老獪に策を練って外堀埋めてく里見首相のほうなんだよ、というアンチテーゼ。

どちらが正しいとか、まちがってるとかじゃなくて。
お互いに「ゴジラ=非核」という思想に対する答えなんだけどね。

「ゴジラ1984」という作品があるからこそ、「シン・ゴジラ」の面白さは深まると思うんだよね。

「ゴジラ1984コンプリーション」は胸熱コンテンツが満載

さて、本の話題に戻りましょう。
「ゴジラ1984コンプリーション」で何より胸熱だったのは田中健さん、宅麻伸さんのインタビューがあること。
あんまりこのお二人がインタビューに答えている印象がなく、めちゃくちゃテンション上がりましたね。

この映画の主人公は、田中健さん。
ヒロインは沢口靖子さんでした。

そう、「科捜研の女」の刑事部長と榊マリコを見て「あれ、なんかなんだっけなぁ~」って思っていた私は、
ある日映画を見直して、ひっくり返りましたよ。
デビューしたての沢口さんはめちゃくちゃかわいかったですね。

次の胸熱コンテンツは、「脚本」が準備稿から、完成稿までのっていることかな。
どういう設定だったのか、どういうふうに変化していったのか、と読めるのは本当に楽しいものです。

この本はちなみに、「主人公たちはこちら!」みたいな初心者向けの本じゃないです。
もう説明一切なくて、特撮のこととか、監督たちのインタビューとかゴリゴリ書いてあるんですよ。
ゴジラ好きな私も、一瞬「ぐはっ」ってなるレベル。
特撮のミニチュアとか、ゴジラの顔のパーツとか全部事細かに載っています。

ゴジラ好きには垂涎ものの1冊であることは、私、保証します。
あぁ、今年もそろそろ「ゴジラウィーク」やりたくなってきたなぁ。
(注:ゴジラウィークとは、年に一度ゴジラ1984からFINAL WALSまでマラソン鑑賞すること)

今日紹介した作品▼

「ゴジラ1984コンプリーション」▼

「ゴジラ1984」を実際に見たい方はこちら▼

今年新作が公開されるアメリカ版ゴジラ(ギャレスゴジラと私は呼ぶ)はこちら▼

国民的ヒットになるとはおもってなかったシン・ゴジラ▼

最近東宝関係の本がたくさんでていて、私、全部棚に並べてます

ゴジラ検定のテキストはじわじわと売れ続けています。2019/1/30が締切でした。▼

ゴジラ映画もささえた特殊美術を詳しく解説!▼

東宝ヒーローの特集本。セイザー系をちゃんと見ていないことを意外と恥ずかしく思っている▼

このブログが気に入ったらいいね ! をお願いします。
更新情報をお知らせします。

Twitter で

広告