ツレヅリストの蒼です。
本業は書店員、担当は実用(女性系のぞく)、芸術です。
まだまだ「日々是修行」という感じで、自分のところの分野も、本当は何をおいてあったらいいのか、という感じ。
ちなみに実用書は、特に家庭の医学は顕著ですが、対象の年齢層が非常に高いので「テレビ」「新聞」でとりあげられるとフィーバーします。
「テレビでやってた、あれ」
「新聞にのって、あれ」
が爆発します。
ところで、書店で働き始めて半年弱。
さっぱりわからないところがあります。
例えば「文庫」
昔は小説ばかり読んでいたので、文芸書、文庫のエリアは大好きでした。
しかし、最近書店員に舞い戻って、私を面食らわせたのは、「文庫の数、めっちゃ増えとらん?!」ってやつでした。
別に一昼夜で増えているわけではなく、社会に出てから小説を読むことがなくなってしまったので、気づかなかったんんですよね。
もう増えすぎてしまって、ジャンルもなにもかもよくわからないのでした。
ということで、「日々是修行」しながら、ブログに書いてみようと思います。
○○文庫って全部で何個あるの?
まず、下のリンク先▼に行ってみてください。
楽天の文庫ジャンル一覧ですが、これが一番わかり易いと思っています。
ジャンル分けは、それぞれの書店であったり、ネット通販によって多少ずれはあると思います。
しかし、基本はこれと同じだと思ってもらえれば。
(ここにもレーベルとして載っていない文庫があるんですが・・・どこかに吸収されているのかな)
今回はこの、楽天さんのジャンルに沿って勉強していきましょう。
まず、大きくジャンルでわけてみましょう。
※今回は文字対象の文庫なので、コミック文庫と、文庫といっても大きさが新書サイズの日経ビジネス人文庫は省きます。
1,日本文学
→新潮、文春、角川、集英社、幻冬舎など出版社名が冠につく文庫
2,ティーンズ・ファンタジー
→電撃、富士見ファンタジア、角川スニーカー文庫、ガガガ文庫などなど
3,ティーンズ・少女
→集英社コバルト文庫、角川ルビー文庫、角川ビーンズ文庫などなど、ケーター小説系の文庫もここ
4,海外文学
→1にあげた出版社の文庫の海外作品や、ハヤカワ文庫、ハーレクイン文庫などなど
5,学術・教養
→岩波文庫、講談社文芸文庫、講談社学術文庫、ちくま学芸文庫などなど
6,歴史
→歴史ものは1や5にあげた出版社の文庫に収録、その他吉川英治文庫、講談社古典文庫などなど
7,雑学文庫
→PHP文庫、サンマーク文庫、だいわ文庫、講談社+α文庫、光文社知恵の森文庫などなど
8,特殊文庫
→講談社英語文庫など
どうですか?
「え、こんなの別にわけることなくね?普通でしょ?」
って思った方いたら、マジで神。マジで師匠。ご教授ください!!
しかし、普通に自分の好みのエリアだけみてたら知らないのではないでしょうか・・・。
「ラノベしか読まんわ!」という人は、2,3の文庫のことなら、「常識でしょ?」ってなると思うし。
うちの両親世代の60をとっくに過ぎている人たちからしたら、1,4,5、6以外は目に入ってもいないかしれません。
それぐらい住み分けが露骨に出ているのに、それを一括りに全部「文庫」として扱っている。
担当さんって偉大だと思うのです。
(※お店によっては2,3はコミックで扱っているところもあるかもしれません)
実はこの分類にでてきていない文庫がある
私が実は一番頭を悩ませているのが、
「集英社オレンジ文庫」「新潮文庫nex」「講談社タイガ」などなど.
ざっくりいうところの「ライト文芸」「キャラクター文庫」という扱いのもの。
私、このへんのところが、すっぱり抜け落ちている・・。
ラノベは私の若い頃にすでに存在していたので、まだレーベルを見てなんとなくわかるのです。
でも、「ライト文芸」「キャラクター文庫」は完全に「はじめまして!」
全然わからない。
全然わからないけれど、売れている。
もやもやして気になっているのです。
※楽天さんのすみわけにはいなかったのですが、「日本文芸にある文庫の派生レーベル」「ライトノベルの派生レーベル」という位置づけをとっているところもあるので、あえてわけていないのかもしれません。
うちのお店の文庫担当さんに聞いてみたのだが・・
意を決して、文庫担当さんに
「あの文庫のレーベルが多くて、特にティーンズ系とキャラクター系の違いがよくわからないんですが・・」
と、先日聞いてみました。
そうしたら、「ねぇ~たくさんあって大変よねぇ~」と同意されて話がすぐに終わってしまいました(笑)
いや、そうじゃなくて、私は実際の違いが知りたいのよぉ!!
って思って、心の中で地団駄踏みました。
(実際にそこの担当をしている社員さんは忙しそうで、捕まえられていないので、今度また質問してみようと思うのですが・・。)
自分で仕事終わりにその棚の前に立って、じーーーってみてみるんですが、違いがよくわかっていません。
これは、1人ではどうにもならんぞ!
文庫の勉強をするために、いろいろやってみる宣言!
1,書店員さんで文庫担当さんのフォローをした
twitterには書店員さんがたくさんいます。
最近お見かけしている方は、よくフォローしているのですが、ちょうど私の苦手な分野を担当している方を発見!
早速フォローさせていただきました。
ひよこさん▼
他ジャンルの担当をされていますが、ライト文芸が好き!と書かれているので、速攻でフォロー。
こうやって買った本もツイートしてくださっています▼
村山早紀さんの『コンビニたそがれ堂 猫たちの正座』買ってきました📖👓️✨楽しみです(*≧∀≦*) pic.twitter.com/2qhu9mBwFC
— ひよこさん。 (@satonakaouji) February 6, 2019
書かれている内容も、いつも共感できるものが多くて読んでいてうんうん、ってなてます。
2,この中から、まず1巻目を読んでみることにする!
上記でご紹介した、ひよこさんがタイムライン上で紹介されていたので、この中から読んでみようと思います。
私は読書メーターはやっていないので、特に応募はする予定ないのですが、もしご興味があるかたがいらしたら、ぜひどうぞ!
明日帰りに購入しようと思っているのですが、どれにしようかなぁ~。
「後宮の烏」▼かな~
「おとなりの晴明さん」▼かな~
さて、まだまだ「日々是修行」の蒼ではございますが、時々こうして書店のことも書いていこうと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました!