サーバとか、ドメインとか、私の収入では躊躇される金額である。
解約して更地にしてしまおうと、ずっとおもっていた。
このブログは私にとっては、楽しい思い出より辛い思い出が多いからだ。
開設した頃の働き方のつらかったこと、
文章力のなさを痛感したとか、
「いいブログ」と評される書き方が生理的にあわなくて辛くてしょうがないとか。
そんなことばかりが浮かぶと、もう近づきたくなくなるものだ。
そのブログを残した理由はただ1つ。
昨年、1回だけ「文章を書いてこの思いを残しておきたい」という熱にうかされて書いた記事があるからだ。
誰のためでもなく、私が書いておきたいと思った。
なんの迷いもなく、指がキーボードを走ったのは、何年ぶりだったろうか。
私にはまだ書き残したいものがあった。
誰に読まれるとか、読まれないとか、雑念は微塵もなく、ただ書き連ねた。
誰かに役立たないブログなど、存在意義などない、という呪縛から、あの一瞬は解放された。
それが心に引っかかったから、私はもう一年分、お金をかけた。
生活にゆとりなどなく、このサーバ代がなければ買えたものはあるし、貯蓄に回してもよかったかもしれない。
そんな気持ちは残る。
でも、それでももう一度、と思う。
写真は年末に行った大谷。
via PressSync