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私は基本的に、家事が嫌いである。
料理も掃除もやらなくていいなら、やりたくない。

私にとって、家事はしぶしぶやるものである。
あ、ほこり・・・って思うとようやくちょっとクイックルワイパーで嫌々掃除する。
正直、ちょっとやそっと床とか汚くても、気にならない。
別に死ぬわけじゃない。
嫌いなことに時間さくぐらいなら、休みの日は好きなことをしていたい。
どうせ人も来ない家である。

そんな私が唯一好きな家事がある。

洗濯だ。

洗濯は干してたたんで、が結構めんどくさい作業のはずである。
でも私はそのどちらも好きだ。

洗濯だけは少しでもたまってしまうと気になるので、こまめにやっている。

たぶん、その影響は祖父だと思う。

私は母方のおじいちゃん、おばあちゃん子で大好きだった。
よく考えると大正14年生まれの2人なのに、家事を少しだけ分担していた。
祖父の担当は洗濯と布団干し。
普段は2人分を少し洗うだけでいいのに、夏に孫がどっと押し寄せると1日3回洗濯機を回さないと追いつかない。
1日が洗濯だけで終わってしまっていただろうに、祖父は淡々と、かつ、楽しそうに洗濯をしていた。

祖父はよく鼻歌を歌いながら、洗濯物を干していた。
字を定規で書くほど几帳面な人だったから、ちゃんとその日中に乾くように、何度も乾き具合を見に行っていた。
裏返したり、向きを変えたり、位置を変えたり。
そのすべてを淡々と、かつ、楽しそうにやっていた。

「孫が来ると洗濯屋」なんていいながら、やっていたのをよく覚えている。

不思議なもので、洗濯を干して乾かすところまでは記憶にあるのだけれど、しまわれる光景はあまり覚えていない。
祖母がやっていたのか、そこも祖父がやっていたのか。

そのせいだろうか、乾いてたたむまでが私の好きなところである。
きれいにたたんだのに、タンスには無造作にいれちゃうので、たたまなくてもいいんじゃないかしら・・と思わなくもないが、
たたみおわったときの、よしっ、という達成感のために私は今日も洗濯物をたたむのである。

祖父からはたくさんのものをもらったけれど、洗濯が好きというのももらえてよかったと思う。

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この記事を書いた人

蒼(あおい)

蒼(あおい)

【灯台ブロガー】
●接客業を11年半やって、2018年5月31日で会社員を卒業しました!
●かつての私のように人生って暗闇だよねって思っている人に、灯台のように、北極星のように、そっと道を照らしてあげられる文章を書いて生きていきたい。

twitter:@yazumi_aoi

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